*『有村架純の撮休』WOWOW

なぜ、誰が有村架純の妄想撮休ドラマを全8作で作ろう!なんて思いついたんだろう??? 絶対有村架純のコアなファンがその権力を使って企画書出したとしか思えない(または、飲み会でテキトーに出した話に「おっ、それいいねー!」みたいなノリで決まったのか???)。
 オードリー・ヘップバーンを知らない世間知らずのDCがいたので、「おまえ、世界的な美人女優だぞ!」と言ったら「有村架純よりもですか?」と、マジ顔で立ち向かってきた。世間知らずは無敵だ。ぜひこの話を有村架純本人に聞かせてあげたい。
 私の有村架純評価は第二作、女友達とその彼氏の三人で居酒屋で飲むシーン、有村架純本人が「私ってこうみられるじゃないですか~」と最初はピアニッシモ、徐々にフォルテッシモにぶつけるシーンがあるんだけれど、その本人評がまさにそれです。
 ファンの方はマストウォッチの作品、このためだけにWOWOWと契約するべきです。ちなみに第3作「人間ドック」が妙に艶めかしい。監督は今や世界の是枝裕和だ。いやらしいぞ、監督!

 

 

*『コールドケース』WOWOW

アメリTVシリーズの日本版、くらいにしか知らない。シーズン1は、意外に淡々と謎が解けていくんだなぁ、って感じで始まる。そのうち敗戦直後が出てきて、色々なテーマや時代に焦点あわせていて面白いと思った。ユースケサンタマリアが出てきて(しかもそのまま未解決で終わる)、サイコっぽいねえ、これぞアメリTVシリーズ!と思ったよ。
 シーズン2見てません!
 シーズン3、まだ1~4までです。
 シーズンが違っても同じキャストが出てくると同窓会みたいで安心しますね。滝藤賢一って今まで良さが分からなかったけれど、このシリーズでは良い印象です。役では吉田羊40歳警部より1つ下の39歳警部補設定。金子徹が54歳警部補設定。日本の警察組織で美人女性がチーフになって荒くれ男性を従える、なんてリアルにあるのかな? 現役の刑事さん、その辺教えて!

 

 

 

*『坂の途中の家』WOWOW

 年末録画一気見したシリーズ。タイトルからして気味の悪いサスペンス。しかし見てみると、社会派サスペンスなんだよ。見終わってググると、角田光代原作。なるほど重厚なデキになっていた。
 裁判員に参加した一児の母(柴咲コウ)、被告人は乳児殺害容疑(水野美紀):但しこの人ほとんど何も語らず主役の一人のはずなのに、実はバイプレーヤー。一般に裁判員が携わる裁判に、皆何かしら影響されるものだが、それ以上に影響されていく柴咲コウ。主人(田辺誠一)も、姑も、みな彼女に「普通」を強制していく。普通以上に普通を強制されていく中で、少しずつ壊れていく柴咲コウ
 児相の福祉士・西田尚美が出てきた頃には、(また「あなたはこうするべきなのよ」と言いそうな西田尚美に、こりゃあもうダメだ)と思ったが、意外に西田が柴咲コウの闇を払っていく。タイトル「坂の途中の家」は、柴咲コウの話なのだ。
 『八年目のセミ』も、そうだったが角田光代が掲げるテーマは重い。だが、良い話だった。確かに「普通」だとか「あなたのためよ」「皆そうしてきたんだから」、と主張してくる一見良い人オジサン・オバサンって予想以上に多い。さらに皆悪意を持っていないところが尚更悪い。本作にはそういう人がとにかく多く出てくるのだ、あなたのためよマンが。あなたの身の回りにもそういう人、いないか。

 

連続ドラマW 坂の途中の家 DVD-BOX

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  • 発売日: 2019/12/20
  • メディア: DVD
 

 

 

坂の途中の家

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*『今日で2020年も終わりです』

 7・5・7じゃない自由俳句で、今年は終わりです

 「知り合いの化粧っ気ないJC バス待つ片手にカルピスウォーター
ませた娘が多い昨今だけど、知り合いのJC3はまだまだ。バス停で片手にカルピスウォーター。寒いのに。こんな姿ももってあと1~2年なのかな。

 「宵の明星見守るナイトジョグ 今だけ2倍 なんか得」
 人目を避けて暗くなるのを待ってナイトジョグ。坂を登ったところで呼吸整える。宵の明星に見知らぬ星がもう1つ。やがてニュースで金星・土星最接近を知る(次回は60年後・・・って生きてないわー)。星は孤独を癒やす。

 「生まれた年に年齢足すと2020 この偶然 1000年に一度 ホントなの」
最後はこんな情報が回ってきて、自分で確かめてみたら確かに2020。へぇ、って思って、じゃあ去年は?来年は?ってやってみて、当たり前のことを言っているだけだと気づいた。回した人、どんな理由?

本当言うともっと楽しい1年を期待していました。五輪観戦も、高校の同窓会も、百名山登山も、そして年末年始はもう少し親孝行で一緒にTV見てミカンでも食べながら、なんて思っていました。
 ワクチン接種で2021が劇的に改善、そんな美味しい話にならないかな。では皆さん、良いお年をお迎え下さい。

*『岸辺露伴は動かない』(NHK)

 ジョジョシリーズの中で主役では無いが、圧倒的に人気がある(と、勝手に思っている)岸辺露伴が主役のスピンオフ。誰が露伴先生やるの? 高橋一生が演じるってんで、すごい不安だった。もう若くないし。それにあのスタンド「ヘブンズドアー」CGできるの? これも不安だった。
 初日(12/28夜)「富豪村」、これは案内役の女の子の不気味さが良かった。顔面が本になるところや、荒木飛呂彦の字体などが表現出来ていて◎。一方、期待したヘブンズドアーでてこないじゃん! でも露伴先生の髪の毛ギザギザカットはどうなっているのかと思ったら、ヘアバンドだったことも判明(笑) 面白かった。少なくとも映画『ダイヤモンドは砕けない』よりはずっと良かった。
 二日目(12/29夜)「くしゃがら」は、そもそもジョジョ自体が熱狂的信者とそうでない人に分かれる作品。さらにこの「くしゃがら」は変なこだわりの世界だから、普通の人はスルーな話題。だからすっごくマイナーな話になっちゃったね。とは言え、面白そうな他の原作短編は、やたら血がドバァだし、その血を女子が飲み続けるなどブラック満載、いくら22:00枠と言っても無理だろうし。う~ん。
 今日三日目(12/30夜)「D.N.A」に期待だ。高橋一生も頑張っている。どうせなら荒木飛呂彦先生もカメオ出演してくだされば良いのに。
(映像化されていない作品を、是非次回映像化して下さい!)

 ・・・だが断る!!

 


[HD] Jojo : 岸辺露伴 「だが断る」

お題「#買って良かった2020 」*『今年買って良かった物』

お題「#買って良かった2020
 物欲が減ってきたのかなぁ? 以前は家電量販店にいくらでもいられたが、最近は欲しいものが無い。服も着てない物がクローゼットを占領している。スキー板も登山靴も、なんかまだ使えるなぁ、と更新されずにいるが不満は無い。スマホも結局5G基地局次第だろうから、あと1~2年先何のかな・・・?
 そんななかで今年一番良かった物を探してみた。
 上半期は車かな。初めてのスバル、5ドアハッチバック。乗っていて楽しい、と言える久々の車だ。洗車していても楽しい(笑) もちろんGT-Rや86買えて自分だけ運転出来るならそちらの方が楽しいんだろうけど(家族も運転するし)。クラッチ踏んでギアをこまめに入れ替える楽しさも、もう何年も実感してないなぁ。
 下半期は・・・今のお気に入りは「枕カバー、もちもち感」だ。寒くなって今までの綿カバーから替えてみたが、もっと早く替えれば良かった!! 寝るのが楽しみ(笑) スケールが小せえなぁ、と自分でも思うが本当気持ちよい。お薦めである!!

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カインズの枕カバーです!


*『万引き家族』

 パルムドール賞受賞、気になったが観る機会が無く今になった(笑)
是枝監督作品だけに期待が高まる。見終わっての感想は、(こんな触法行為はダメだろー。いつかは破綻するし)。その一方で(実際には他人同士の家族の方が温かいかも)。実際他人同士の家族が、ばあちゃん(樹木希林)の力、と言っても良いかも知れないが、ばあちゃんの下に集まってきて貧しいけれど、楽しく支え合って暮らす。
 改めて樹木希林の演技力スゲえ、と感心する。身の回りに認知になった老人が多くいる中、こういう役を演じられる女性がいなくなったのは大きな痛手だ。
 子役が良い。城桧吏が演じる祥太は、学校行かないくせに勉強ができる・・・って、ちょっとそれ無理ないか。幼児虐待で怯える女の子ゆりには、佐々木みゆ。上手でした。この手の映画が上手くいくかどうかは子役にかかっている。怯えた感がよく出ていた。
 ついつい外国で賞を獲った『誰も知らない』とどこかで比較しちゃうんだけれど、こっちの方が断然良かったよ。そういえばいつも万引き被害にあっている雑貨屋のおじちゃんも良かった。そのおじちゃんも店の前に「喪中」って貼ってあって、だけども子ども達はその言葉の意味することが分からない。こんなシーンも胸をうったなぁ。

 

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