＊ＮＩＮＥ

主人公は『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のダニエル・デイ＝ルイス、このダメ男（特に女に対して）タバコやたら吸う。のべつくまなく。最近の映画には珍しいくらい。監督は『シカゴ』のロブ・マーシャル。『シカゴ』観たとき、（ミュージカルでこういう作り方ってあるんだなぁ）って脱帽したもんだ。あのリチャード・ギア（お世辞にも歌は上手じゃない）も歌って踊った！　
出演の女優陣がとにかく豪華。マリオン・コティヤール、ペネロペ・クルス、ジュディ･デンチ、ケイト・ハドソン、ファーギー、二コール・キッドマン、ソフィア・ローレン。誰が出てきても歌って踊ってすごいすごい！　
監督役のダニエル・デイ＝ルイスはいいオッさんなのだが、外観こそオトナなのに、１０歳の精神年齢。愛を求め、愛に溺れていく役を演じている。お相手は女優なのだから、やたらきわどいセクシーショット！　彼のポケモンが黙っちゃいないよね〜（笑）
　物語は（え、これで終わり？）っても思えるし『シカゴ』同様（こういう作り方もありなのかなぁ）とも思える。自分的には不満なのだが。良い映画と言えば良い映画なのだろう。でも万人受けはしないだろうなぁ。やはりキャストと期待以上にはヒットしなかったなぁ。すっごく勿体ない金の使い方の気がする。

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