朝４時に
芦安の駐車場で着替え準備するとか、６時半から登山だとか、「草すべり」と可愛いネーミングの割に、絶望感しか感じられない直坂路を登るとか、限界森林を越え、ハイマツの生える尾根や、落ちたら骨折で済むかな？ みたいな岩山を登るとか、そりゃあ人生で初めてのことばかりだった。
一方で見たことの無い高山植物に出会うとか
(写真はミヤマオダマキ)、大樺沢の滝の音にも負けない鳴き声でミソサザイが尾っぽをピンと立たせながらさえずっていたり、八本歯のコルの崖場ではイワヒバリに出会ったりと、楽しいこともあった。
初日は広河原から樹林帯を抜け、白根御池小屋２時間半の標準タイムより早く抜け、どうしてこっちへ連れて行くのさ、同行の登山常連さん？ 選択路「草すべり」では息も上がって心臓が持つの−？。２時間少しで小太郎尾根分岐。本日の宿泊所：肩ノ小屋がすぐそこに見える！ こりゃあー標準タイム３０分もかからん！と喜び勇んでスパート･･･いやぁー山の近くに見えるは当てにならん(笑) 空気も薄いし死にそうだ(笑) その頃から急にガス･･･まだ１２時なのに･･･とりあえず今日の課題は終了。
明日の予定。３時起床。３：４０出発。山頂で４:４０頃ご来光、そのまま北岳山荘越えて百名山：間ノ岳往復･･･
しかし！ 現実は厳しい。３時起床、周囲はガスの中･･･４:３０ガスの中。５時から朝食。支度して６時に、お−ガスが晴れていく･･･！ じゃあ出発は今でしょ！ 全ての支度を終えて６:３０に出発。すぐそこに見えている山頂。岩山を這いつくばりながら７：１０に山頂到着。3192mの三等三角点にタッチ！ 富士山が見えたり、山頂でブロッケン現象に出会えたり。（ついつい何枚も撮ってしまった(笑)）
この日は甲府市で１５時から雨マーク（実際下界＆都内＆多摩地区で記録的な豪雨！）なので、中白根山往復にとどめようするが、歩き出せばいきなりの五里霧中･･･歩いても仕方なく、八本歯のコルを経て左俣コース、雪渓を経て（これがとにかく怖かったよー(^_^;)）
１２：２５広河原に戻る。雨に降られず、１３：４５芦安の駐車場に着くと雨がぽつぽつ。その直前まで滝のような豪雨だったそうな。帰りもナビには多摩地区で「大雨・洪水警報」が出てはいるものの、奇跡的にほんのちょっと降られた程度で無事に初登山終わる。生きて帰ってこられたことに感謝しよう。
初体験の「山小屋」を、北海道のライダーハウスと比較してみる。
布団はシーツも無く他人とごろ寝(一緒) あ、女性も同部屋（山小屋）寝るスペース(ライハの勝ち) トイレ外、水制限あり（ライハ優位） 歯磨き規制あり（山小屋） 夜の酒盛り（ライハ、時に無料） 費用（山小屋素泊まり4500円 ライハ0-1000円程度）全員風呂無し（山小屋）大抵どこかの外湯で済ましてきている（ライハ）
標高3000mの場所と比較してはいけないが、評判の悪いライハも、こうしてみると結構クオリティ高いなーと気づく(笑)
