*『クライマックスでの決め言葉』

 日曜の「軍師・官兵衛」。明智光秀の謀反により本能寺の変が起こる。お決まりのセリフ「敵は本能寺にあり」。かたや不意を突かれた信長も、ここぞとばかりに「人生五十年、下天のうちをくらぶれば夢幻の如くなりひとたび生を得て滅せぬもののあるべきか」。もうお決まりのセリフ合戦。視聴者も、まぁこんなもんだろうと納得。
 光秀謀反説自体が怪しい昨今、今回の謀反のトリッガーには、「天皇排除説」を持ってきた。なるほど・・・そうきたか。
 この大河ドラマの主役は黒田官兵衛なので、この事件の一報を受けショックに陥る秀吉に、「天下取りの好機!」と告げるところが、前回の山場なのだ。どう脚本を持ってくるか? そこを楽しみに見ていた。まぁ割と早めに天下取りを進言し、秀吉もそれに従うので、もう少し捻って!と言いたいところ。(個人的には、NHKで「殿、絶好のチャンスですぞ!」と言わせて欲しかったが・・・)
 そこはまぁ良いとして、歴史通以外あまり知らない(毛利方知恵袋で交渉方)安国寺恵瓊に「信長様がお亡くなりに」とか言うか?フツー・・・。それだけは無いだろうー。これじゃあ高松城城主が腹切る理由が見つからない。 次回は大返しで「山崎の合戦」。明智光秀を叩くシーンだ。まぁ歴史的に新しい所はないのだけれど、岡田君も出ていることだし、みてしまうmetooなのだ。