*映画の日『インフェルノ』

インフェルノ


平日の映画鑑賞を(ひっそり)すると、なぜかテンション上がる(笑) 今日の文化放送武田鉄矢・今日の三枚おろし」でも言っていたけれど。
 ダン・ブラウンの『ダ・ヴィンチ・コード』の衝撃すさまじく、『天使と悪魔』も面白かった。この映画化2作は、「時間との闘い」「敵なのか味方なのか」「次々と謎解きしながら真相に辿り着く」ところが面白く、テイストはすごく似ていながら、安っぽい感じがする『ナショナル・トレジャーズ』シリーズより数倍楽しめた。
 いまだに時折『フォレストガンプ』観たりしているんだが、アカデミー受賞男優トム・ハンクス、さすがに老いた・・・。監督ロン・ハワードは良作を数多く輩出してきたが、本作はどうなんだろう? 冒頭のVFX駆使の地獄絵は興醒めだ。ストーリーも、まぁ原作からしてそれほど捻りが無いので(MI-2も、似たような話だ)仕方ないのか? 監督は人物を掘り下げようとしたのか、元恋人でWHOの長官(?)とのロマンスを描こうとするようなところもあるが、ちょっとお二方とも年齢が上過ぎる。こんなものはいらない。「謎解き」と「追いかけっこ」が観たいんだ。この元恋人役はシセ・バベット・クヌッセン。少しジョディ・フォスターに似て無くも無いが、どうか別人でありますように、と観ながら祈ってしまった。
 あいかわらず周囲の警官やWHOの職員らはダメダメで、主なキャスト以外働いていないのはどうしてだ? もう少しリアルに描いてよ。手抜きしないで。
ところで「ロストシンボル」をなぜに映画化しないのか分からない・・・映画化して下さい!