*『スカーペッタ 核心(上)(下)』(パトリシア・コーンウェル)

スカーペッタ 核心(上) (講談社文庫)

スカーペッタ 核心(上) (講談社文庫)

もう古い作品なんだが(シリ−ズ第17弾!)、年末年始用にブックオフで購入した。まぁこの値段ならいいか。
 毎度似たような展開に飽き飽きして読んでない間に何かあったのか(マリ−ノが、主人公スカ−ペッタを襲ったようだ)。億万長者若きル−シ−は(あのリ−マンショックで)巨額の財産を失ったようだ。順調に歳を重ねていた登場人物は、なぜか年齢がリセットされて(永遠のサザエさんドラえもん)になってしまったようだ。
 上巻では「億万長者の跡継ぎ娘が失踪」「ジョガ−がレイプ殺人」があり、ル−シ−とバ−ガ−の濃いの一悶着あり。ベントンやスカ−ペッタをライバル視する嫌な奴出てきて、話が膨らみすぎて、これらがどのように決着するのか興味を持たせ上巻は終わる。

 下巻は「以前の作品登場のシャンドン一家」が突然出てきて、失踪した億万長者の跡継ぎ娘のダンナが実はジャン・パブディスト・シャンドンだった・・・なんて、そんなに急にまとめていいの? あれれ、それで境界性パ−ソナリティの嫌な女は? 法制審医学者の自殺の原因はいったい何だったっけ? もしかして飛ばし読みか、もう忘れている?
 そんな疑問だらけ。検屍局医としてミステリ−を解き明かす・・・ことはもうないのかな? そういう話で始まったんじゃなかったっけ?
 もうよくわかんないよ−!

スカーペッタ 核心(下) (講談社文庫)

スカーペッタ 核心(下) (講談社文庫)