*『追憶』降旗康男監督作品

 降旗康男って『鉄道員(ぽっぽや)』は良かったけれど、東宝ってイメ−ジなくって(ググると1978年東映退社)、今回の東宝作品監督は意外に思えた。結構な話題作で、訳ありの幼なじみが、大人になって被害者・容疑者・刑事で再会するってことや、小栗旬岡田准一が出るって言うので気になっていた。ところでyahoo映画で『追憶』と検索すれば、1ペ−ジで収まりきれないくらい出てきたよ。metooにとっては、『追憶』と言えば、やはり「The way we were」なんだが。
 いやぁ、昭和を思い出す作品だった。いや、最初の事件が昭和だとかじゃなくって。なぜに自動車運転シ−ンを昔風に撮影するのか? 意味が分からない。今日日、TVだって実際の運転シ−ンを撮影するぜ。撮影の木村大作が悪いのか、どっちなんだ。とにかく描写が昭和なんだ。どうなっているんだ?
 そして脇を固める役者の演技がヘッポコ。そもそも吉岡秀隆が事件から25年後に出てくるんだが、そもそもこの人ほど歳をくった役が似合わない(声質が高いままだからなぁ)人はいない。人選で(?)マ−クが付く人が多かった。彼らの住んでいた「ユキワリソウ」を取り壊すシ−ンは昭和の香り漂いすぎで、もう少し今の感性の監督に任せて良いんじゃ無いかなぁ。
 犯人もおおよその見当がついちゃいますよね(そういうのが不得意なmetooでもそう思うくらいだから大方の方も見当つくのでミステリ−感も厳しいかなぁ)。
 一応、泣ける映画のジャンルだと思います。若い人は、感動したのかな?

追憶 DVD 通常版

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