TSUTAYAで旧作タダの契約が２月で切れるので、旧作コ－ナ－をぶらついていたら、「オススメ」で本作があった。メガネを車内に忘れてきたので雰囲気で借りて観始めた。そしてよくあるあれ。そう（これ観たな･･･）
でも面白いし、スジをかなり忘れていたので新鮮に観られた。ここからは私と同じような思いで観た人のために語る。ネタバレではなく、え、こういう見方が正しいの？ って、私は誰かとこの映画の正しい見方について語りたいんだ。観たような観てないような、そんなあなたのために書きたい。
超能力や霊シ－ンから始まる。シガニ－・ウィバ－演じる科学者はすぐにそれをまやかしと見破る。次は不治の病を治すサイキックの登場だ。しかしこれも難なく見破る。彼女はなぜにこれほどエスパ－を嫌うのか？ その彼女と行動を共にする物理学者キリアン・マーフィーが後半の主人公。R・デ・ニ－ロ演じるエスパ－が次々と奇跡をおこす。トリックを見破ろうとする２人だが、シガニ－・ウィバ－が病死。その前後に思いがけない出来事が次々と起こる。
【以下ネタバレ】
キリアン・マーフィーはデ・ニ－ロと対決するために講演会場に。そこでキリアン・マーフィーが奇跡を起こし、デ・ニ－ロがいかさま師と分かる。キリアン・マーフィー自身が今まで存在を否定してきたエスパ－だったことが分かる。 ここで（え、それ、あり！？？？） 確かにラスト５分の大どんでん返しなんだが、そりゃああんたペテンだよ。と☆４つはつけられないね。そんな感じだったんだが･･･
【以下新解釈】
Yahooレビュ－に『息子の霊が、トム（キリアン）に憑依していた』説がある。そう言えば･･･
『「あなた何者？なぜ私と？」とウィバ－が尋ねたのに対して、トムは複雑な表情で答えない』
『マーガレットの亡くなった時刻に無言電話が鳴り、トムに知らせた。』『全てが終わった時に植物状態の息子が完全に息絶える』
そう考えると、ぞっとするほど深くてあとから背中がゾクッとくる映画、２～３回は観ないと分からないよ！ と盛んに言われているのが分かるような気がする。
『お前はずっと知っていたのか？』と講演会場で、つめよるトム。これほどトムがシルバーに拘ったのは、本当に自分(ディビッド本人)のことが見えていたのか？ と訊いていたんだと。そして気付いているなら（一番エスパ－を信じない母：マーガレットに伝えて欲しかったのだと）
その観点から見ると、横断歩道にいた謎の黒人ホ－ムレスおばさんの行動も納得がいく。（そういえばそんなような映画観たかも･･･）とお気づきの方は、チャンスがあればその視点から観ることをオススメする。
