*流石作品賞『グリ-ンブック』


【公式】『グリーンブック』3.1(金)公開/本予告


 設定が面白そう。「アメリカ国内の分裂」が話題の今だからこそ、見て見たいと思ったし。ヴィゴ・モーテンセン、久しぶりだし。そおう思っていたらアカデミー賞授賞。早速映画好きの同僚が観た。『運び屋』もすでに観ていて、どちらも良いけど、『グリ-ンブック』が上だ、と言う。
 そういうわけで観てきた。ヴィゴ・モーテンセン・・・役柄上20kg増やしたらしいが、あんた何て言ったって『指輪物語』の「王の帰還」だよ? 王だよ!? それがイタリア系のゴリラ(用心棒)って設定で良いのか?
 だが話は非常に良い。新聞紙評等で粗筋は知っていたし、大体の予想がつく物語だが、エンドマ-ク直前ではホロッと泣けてしまった。『メリ-に首ったけ』の監督作品に泣いちゃダメだろ、って思うけれど良かった。たかだか50年ほど前でも、南部で黒人が生きるのは大変なんだな。友情が差別を越えていく、そういう世界を描くのは素敵だ。映画館で良い映画を観る。それが幸せだ。