*『どこにも行けない・・・』

 大学の後輩が(コロナ以外で)急逝した。葬式に行かねば後悔する、そんな仲間だ。・・・が家族から許可が下りなかった。コロナのせいでどこにも行けない・・・。今年の今の時期じゃ無ければ・・・!

 いわゆるサブスクの配信動画に入ってみた。ところが観たい映画が全然無いじゃ無いか! 仕方なく「必見韓国映画!」のようなHPに入って探した。その中から未見の『チェイサー』と『殺人の追憶』を観た。
 今回は『チェイサー』。売春宿を仕切っている元刑事、派遣先から娼婦が消えていく。当初、娼婦が逃走しているものとばかり思っていたが、連続殺人だと次第に分かっていく。
 捜査上容疑者への暴力、走り逃走を図る犯人への追走、そこは韓国映画ならではの迫力。風邪を引いて寝込んでいたのに、娘を自宅に置いて無理矢理売春先にでかけなければならない母親(ミジュン)への、犯人からのとてつもない暴力(見ているだけで、痛い!)。犯人がいない間の脱出劇。避難先から警察にも電話して助かったと思うが、そこに犯人が。
 (どうかこのミジュンだけは助かりますように)観客の誰もが思うことだろうが簡単にそうはさせてくれないのが韓国映画。さぁどうなりますか・・・。
 いつもながら喜怒哀楽が激しい韓国映画、面白いのだが1本観ると、どーと疲れる。ショッキングで面白い1本なんだけど。