＊『戦争のはらわたCROSS OF IRON』

　監督がサム・ペキンパーだから縁があったら観ようとは思っていたんだ。オープニングから（あれれ・・・？）と変な感じ。見終わって原題「CROSS OF IRON」つまり勇敢な兵士に贈られる「鉄十字勲章」が主題の映画だと分かった。
　しかしドイツ軍が主人公のロシア戦線部隊の映画は珍しい。そしてなまじ英語がある程度分かるようになると、英語を話すドイツ兵には違和感アリアリなのだ。ドイツ兵なら歯切れの良い、ロシア兵なら巻き舌の発音あってナンボ、じゃないのか。
　序盤はサム・ペキンパーじゃなくても･･･というおとなしさだが、後半の擲弾筒シーンは、CGの無い時代としては頑張ったんじゃないかなぁ。アクション映画のフリした、ずいぶんと考えさせられる内容なのだ。

戦争のはらわた～Cross of Iron～ [DVD]