*『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』(アニメ版)

以前実写版のレビューをあげた。色々書いたが、一言でまとめると「実年齢の子ども達を登場させると、男の子は皆ガキンチョに見えて、女子は場合によっては水商売に出てきてもおかしくないパターンが発生する」。
 だからか、最近の高校生映画は皆20代が演じていて、オイオイオイ~ここはパネマジのお店なのかい? AV業界で言えば「女子高生」とは決して書かず、「女子校生」と書いてあるようなものだ。そんな怒りも文章に表れていたかも知れない(ただ変なことだけを、実は言いたいようにも聞こえることだろう)。
 さて今回のアニメ。男子は舞台を変えて中学生役のようだ(制服を着ているのでそう思う)。しかし私服になると、あーダメだ。途端に小学生だ。好きな女子を「ブス」としか呼べず、そのくせ「花火大会実施!」のようなシーンになると、途端に本能から好きな人を叫んでいたりする(そういうことって、妙にテンションが上がる修学旅行の真夜中の男子トークだったりもする)。まんま小学生でしょ。
 この作品では松田聖子の「瑠璃色の地球」を歌うシーンがあると聞いていたが、あーあったあった。metooも合唱曲として歌った曲なので思い出深いぞ。実写版と違って都合の良いSFシーンが何度も出てくる。う~ん、若い観客の皆さんはきっとアニメ版を推すのだろうなぁ。