*『検察側の罪人』

木村拓哉二宮和也の初共演、これだけでマイナー好きなmetooは(どうせファン目当てなんだろう?)とひねくれたものの見方をしちゃうんだ。
 でもさ、見てみるとすごく良かった。撮り方は映画っぽくなくて、ドキュメンタリータッチだった。二宮和也の取り調べシーンも、妙に良かった。
 検察官って言ったら東大出るようなエリートだ。そんなんが、あんな風にヤクザチックに(無罪なのに)迫ってきたら本当に怖いぞ。ヤクザも検察も一緒だ、コラ。
 『それでもボクはやっていない』では、こういう風に「検察が描いたストーリーでえん罪は作られる」ことを描いていたが、怖いな。しかも送検されたら有罪率99.9%なんだろ? 国家権力コエェー!
 木村拓哉が、こういう役で出てくるのも良いのかも(TVドラマで警察学校の鬼教官演じたことがあったが、好感は持てなかった)。いろいろ考えさせられつつ、役者の演技を堪能出来た映画だった。映画は観てナンボだなぁ。

 

検察側の罪人 DVD 通常版

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  • 発売日: 2019/02/20
  • メディア: DVD