*『燃えよデブゴン/TOKYO MISSION』

 またまた緊急事態宣言が出てしまったので、映画館にも行きづらい。『007』のように公開も延長・また延長で映画館からすっかり足が遠のいている。
 この映画観るかどうか、ホント言うと劇場行くほどでも無かったけど、映画に飢えていたから行ったよ。『大人の事情』とどっちにしようか迷った挙げ句、ブルース・リーに加えて、サモハン・キンポーに敬意を表して『燃えよデブゴン/TOKYO MISSION』を選んだ。主演はドニー・イェン、『イップ・マン』シリーズで有名ですが、コメディできるのかな?
 香港映画に出てくる、どこか妖しい東京の街並み(店内は「庄屋」ってかいているのに、店外に出れば店名が違うとか・・・)。日本語よりも中国語(広東語?)が得意な日本人。ヤクザとつるむ悪徳警察(この映画を観て日本警察腐ってるなぁ!などと怒らないで欲しい)。築地市場で競り落としたマグロを運搬中に落とすとか(さらに腹中に麻薬隠すか?)、ありえぬシーンが続出。この世界観が許せないと、本作はダメダメ映画である。
 その点metooは、こういうお馬鹿映画大歓迎なので楽しめた。日本人では竹中直人がいつものテンションで出てきてはっきりいって興醒め。ただ、ブルース・リーの物真似で一世風靡した人である。その点を考慮しての出演なのだろう。映画は『ドラゴンへの道』をオマージュした作品である。きっと昔に『燃えよデブゴン』があったからそっちに行ってしまったのだろう。
 楽しい1時間半、DVDがでたらもう1~2回スローで再生したいものだ。ちなみに成人の日夕方の上映、館内は6人。コロナ恐るべし! 普段なら星3ヶ半、今回はコロナ禍のため星4つ!


ドニー・イェンがおデブゴンに!『燃えよデブゴン/TOKYO MISSION』暴飲暴食でデブゴン爆誕シーン