旅の読書2:『千里眼 ミドリの猿』松岡圭祐

  松岡圭祐をよく知らなかったものだから、千里眼シリーズ第二作から読み始める。そして読後、この話は第三部へと続くと分かる(だったら最初から「上巻」「下巻」と書いていくれよ・・・)。
 ODAで訪れた某アフリカで、迫害される現地の子ども達を知り、いきなり攻撃用ヘリで某国のヘリを撃ち落とし、現地の子どもと裸足でサッカーをする主人公岬美由紀の活躍を描く・・・先ほどまで読んでいた「男子の本懐」とのGAP! 
 ヘリでアメリカから供与されたであろう某国のアパッチを撃ち落とすも、死亡者ゼロで大事にはならず・・・って、大事になるでしょ-! 死傷者出るでしょー! それでもこのシリーズは累計600万部!(らしい)ので、こういう話がウケるというか世間に幅広く支持されているのかも知れない。
 そして特徴は流行の「ジェットコースター」。『ダヴィンチコード』や『24H』よろしく、話は数時間の間にもめまぐるしく動く。(ちょっと眠気が・・・)とか(レッドブル買ってくるね)でもなく(20分でも仮眠しておかないとパフォーマンス落ちるから)、ましてや(ちょっとお化粧直さないと)でも無い。皆寝なくても元気だ。
 ただし多くの読者を惹き付けているのも分かる。ドラマ化映画化もしやすそうだ(きっとなっているよね!?知らんけど)。
 この続きを買おうかは迷っている。長いし。