*『カフェ巡りかぁ・・・』

 忙しかった気もする高校時代。勉強も確かにしたはずなのに、今思い起こせば、よくカフェ巡りしたものだ(時間の余裕があったんだろう)。いやカフェじゃないか。当時は茶店(サテン)だったな。高校の制服着てそれでもお店の人が優しかったのは単にお客だったから、とは思いたくない。
 今とんと行かなくなったのはサテンがつぶれたから・・・? 中規模(30万程度)の都市ではカフェ類は、チェーン店に凌駕されてしまった。こちらはこちらで給料が増えなくなって10数年なのを良いことに自己防衛。エコも兼ねてマイボトルで済ませれば、自販機さえも(もったいないなぁ)と、全く無駄遣いをしない毎日だ。

 ○名古屋でやたら豪華なモーニングを食べて感動した独身時代。あれは紀伊半島への旅の途中。
 ○市内で1番お洒落な茶店デイトリッパー」のネーミングの意味も分からず、ステレオの横に掲げられたLPジャケットを眺めながら「今日の珈琲」を楽しんだ高校時代。
 ○初めてのバイトも茶店だった。最初は駅前の繁盛店。次は裏路地のサイフォンで淹れる店。

 全てが懐かしい。そしてそれは(どうあがいても)戻らぬ日々。一緒に行った男友達も、彼女も今はもういない。
 カフェ巡りは、切なく酸っぱい思い出でもある。

最近のカフェってこんな感じ!?