*『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』

 原題はMY SALINGER YEAR。かの有名な「キャッチャー・イン・ザ・ライ」の作者かぁ。サリンジャーって、大学生で必ず通らねばならない作者だと思うんだけれど、皆通ってきた!?
 1995年のN.Y.って、それほど昔に思えないんだけれど、あと2年で30年前。映画の中では、やっとこPC導入。Eメールよりお手紙。そんな時代。「プラダを着た悪魔」みたいな映画だという噂も聞いたが、ティストは全然違った。大人の入り口まで来た一人の女性が、恋人や上司と揉まれながら成長していく話で、なかなかの良作なんだが、自分では気づけない部分が多々あった。そんな自分が残念だ。
 コロナ前なら、ミニシアターはもちろん、シネコンでも半月は上映したんじゃないかな。コロナのせいでこういう映画が興行成績伸びないのは残念だなぁ。