*ケビンコスナー復活?『ドラフト・デイ』

物語はNFLドラフトの1日を描いている。主人公はクリーブランド・ブラウンズGMケヴィン・コスナーが演じる。前知識無しだったのでドラフトと言ったら当然MLBだと思っていた。
 NFL好きのmetooなので、ベン・ロスリスバーガーや、トム・ブレイディの名が出てくれば分かるのだけれど、(なぜに舞台が弱小クリーブランド・ブラウンズなの?)とか(ブロンコスがドラフト5番目っておかしくない?・・・NFLのドラフトは弱いチーム順から引いていき、二重指名とかは無い)とか疑問は残る。
 大事な場面で5順目ブロンコスになる時に、「ブロンコスはQB誰々がいるからQB指名は無い!」とか言うんだが、今回スーパーボール優勝QBペイトン・マニングの名は出なかったなぁ。そもそも指名された選手が(クリーブランド・ブラウンズやったー!)ってなるのかな?、あ、失礼! 何せ今シーズンも3勝11敗・・・今季スタジアムの横断幕にファンから「我々にはまだレブロン・ジェームズがいる!」・・・って、それNFLじゃなくってNBAのキャブスでしょー(笑) NBAは強いのにねー。
 WOWOWの最初には「ドラフト指名権は当日でも交換できる」と解説がある。これを知らないと本作は全然楽しめないと思う。何しろ、本当にその日1日の出来事なのだから。
 映画にありがちなんだが、わざわざ一番大事な日に、社内恋愛の恋人から妊娠を告げられたり、死んだ父親の遺骨をグラウンドにばらまくとか、むりやり入れなくてよろしい。大変さよりも、シラケさせる要素になっている。監督・脚本家猛省を促す。
 そういえば、ブラウンズって、なんのマークも無いんだよなぁ・・・あ、映画の中で(この地がアメフトの発祥地)だと言っていた。ググればスーパーボール以前なら優勝3回しているんだね。残念だ。
 そう言えばその2。大好きな映画『天国から来たチャンピオン』の舞台はロサンゼルス・ラムズ。やっぱりある程度弱小チームの方が映画が作りやすいのかな?(その割にシアトル・シーホークスが入っていたが)

ドラフト・デイ [Blu-ray]

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