*『バイス』

チェイニー副大統領の話なんて面白いの? 映画にエンターテイメントを求める日本には受けないんじゃ無いの? クリスチャン・ベイルの無駄遣いじゃ無いの? そもそもまだ生きている実在の人物に「邪悪」みたいなタイトルの映画作って良いの?
 なんとなく流し見して、あれ?ってなって。もう一回真面目に見て面白かったなぁ。そもそもテロップとナレーションの多い映画なんだが、ナレーターが一体誰なのさ、って謎が後半まで見ないと分からない。その謎は面白かったよ。それから1時間過ぎたあたりで、チェイニーが共和党大統領指名者名簿第6位になった時に、末娘が同性愛者だと中傷されながら選挙戦戦うくらいなら平穏に暮らそう、ってなってエンディングが流れたときは、アレレ・・・ってなりました、ハイ。
 もしもここで終わっていたらその後のイラク戦争もIS国も、あれほどまでの貧富の差も生まれなかっただろう。子ブッシュが大統領になったけれど、あれほど無能でチェイニー副大統領が好き放題できたなんて知らなかったよ(当時の政治評論家は見抜いていたのかい?)。
 日本じゃ絶対できないタイプの映画だ(もし出来たとしたら、日本風だと暗くなっちゃうだろうなぁ)。評価して良いと思う映画だった。日本の若者にはキツイ映画だとも思う。

 

バイス [DVD]

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  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2019/10/09
  • メディア: DVD
 

 

*『キングダム』

 まぁ一応『キングダム芸人』を見たので少し前から気になってはいた。ただ「ゴルゴ13」と「かわぐちかいじ」くらいしか最近は漫画読まないので、この主人公が始皇帝になるのか、側近になるのか知らない。ところで始皇帝、即位してからは滅茶苦茶なことばかり(織田信長風でもある)していた。戦国とか荒廃した後に出てくるような人物は人徳のある人では上手くいかないのかも知れない。
 たまに病院の診察待ちのように暇なとき「キングダム」あれば読んでいるんだけど、変な鳥みたいな人物が出てきて(何だろー?)とつねづね思っていたが、ようやく意味が分かった。しかし山の民の親分が、長澤まさみ、ってそりゃあないわー! って思ったぞ。
 よく自宅観では1.2倍速でごまかすmetooだが、本作は1.2倍速?と思うほどに殺陣も速くて、10秒戻しとかひんぱんにしたぞ。ファンならDVD購入かもな。

 

キングダム(映画)

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  • 発売日: 2019/10/09
  • メディア: Prime Video
 

 

 

キングダム 57 (ヤングジャンプコミックス)

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  • 作者:原 泰久
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2020/03/19
  • メディア: コミック
 

 

*『アース』


National Geograficでしたか。そんな感じです。ホッキョクグマが餌が取れないシーン(泳いでも泳いでも氷が無くて・・・最後には無謀にもセイウチを狙うが逆に牙でケガを負うシーン)を今回も見せられて(結構「世界まるみえTV」でも似た作品はバンバン観ているし)、(地球温暖化やばいよね)、ってなる。これで思わない人はトランプくらいか?
 だけどね、「今夜お前はガソリンを燃やして恋人のところへ向かう」(by浜田省吾

寒いのは嫌だから、ガマンするよりすぐにヒーターのスイッチ付けちゃうでしょ。もう中学生以下の人には2011年の東日本大震災は記憶に無いだろうし、高校生以上でも(関係ねえよ)って人が多いんじゃ無いの?
 トランプの姿勢には非難する。だけれどお前はどうか? と訊かれれば、目の前の寒さや、不便さには耐えられない。このままのペースで進めば、2030年にはポーラーベアは絶滅する。あと10年しか無い。我々が生きてる間に動物園を除き絶滅する。
 何か対策しなかったのかよ? って思う「ニホンオオカミ」と「ニッポニアニッポン」だ。こんな風に(どうにかしなきゃ)って思いつつ、人類のせいで絶滅していくんだろうな。

 

アース [Blu-ray]

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*『8mile』


 ラップもエミネムもあまり興味が無く、レンタル開始時期に、フォリナーのお姉ちゃんがDVDケース持って「エミネム、フォー!」と、レイザーラモンのように雄叫びをあげていたのを思い出すくらいだ。デトロイトの貧しい家庭に育ったエミネムの様子がよく分かったが、母親役にキム・ベイシンガー。『LAコンフィデンシャル』での美しさが懐かしい。もう母親役かぁ・・・。
 こんなにデトロイトって黒人いるの?ってくらい出てくる。そこにエミネムは「ヘイ、ブラザー!」みたいなノリで入っていけるから、ラッパーとしての素質があるのかもしれないな。歌うまい。loseyouself良かった。ケンカ強い(ホント?)。
アカデミー賞授賞式で、loseyouself歌ってくれたね。何でも「8mile」で受賞したときは出演しなかったらしいけど。出てきたエミネムオサーンになっていて、皆大人になって丸くなっていくんだな、って思ったよ。

 

8 Mile [DVD]

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Eminem - Lose Yourself ( Instrumental- 8 mile version )

*『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』

 レオンでヒール演じたゲイリー・オールドマンウィンストン・チャーチル? それを可能にしたのがアカデミー賞を取った日本人メイキャップのおかげ。彼だけで無くチェンバレンも、電話口のルーズベルトも皆そっくりだった。
首相就任からバトルオブブリテンくらいまでやるのかな? と思って見てみれば首相就任~(映画化もされて有名になった)ダンケルクの頃までである。その頃ムッソリーニを仲介に、ドイツとイギリスの間で講和条約の話があったとは知らなかった。相変わらずチェンバレンらは講和一本。あれだけ講和講和でヒトラーを付けあがらせた教訓が生きていない。
 講和してイギリスの若い軍人が死ぬのを防ぐか、あくまで戦い抜くのか?で悩むチャーチルを軸に描いている。国会での演説の前に、国民の声を聞くために地下鉄に乗るシーンが秀逸である。女性や子どもが戦い抜くことを選び、それが影響されたというシーンなのだが、(実はこれは)「フィクションだ」とWOWOWのW座の終わりの解説で知った。(ついでに影響力のある偉人ベスト100で、あのガンジールーズベルトを抑えての第一位がチャーチルだとも言っていて、小山薫堂同様驚いている)
 エンディングのテロップで、5年後「ドイツ敗北」や、「戦後の総選挙で大敗」などの情報が出る。思うに戦時中にこそ必要な人が、平和な時に必要な人かというと、そうでも無いもので。二次大戦のような緊急事態には、最適な人物を運命の神様は用意するものなんだな。

 

 

*『パラサイト 半地下の家族』

 


映画『パラサイト 半地下の家族』メイキング映像

アカデミー賞前哨戦の第77回ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞受賞やカンヌ国際映画賞で最高賞パルムドール獲得で俄然注目の的。アカデミー賞でも作品賞・監督賞でノミネーション。アジア初の快挙らしい。観たよと言う映画好きは面白かった。と言い、映画を普段見ない人は「うーん、どこが良いのか・・・」と評価が分かれた。「韓国映画って喜怒哀楽が激しいから、最後は主要人物死んじゃうとかあるよね」と私。会社の同僚は微妙な相槌・・・
 最近疲れていると集中力がボコッと抜けてセリフを聞き逃すことがある。(あぁ集中しなきゃ!)なんてことがこの映画では無かった。もうハラハラドキドキ。映画で唯一の弱点とも言える「匂い・味覚」をうまく使っている。あぁそうだよね、あるよねーと、共感。基本的に悪人が出てこない映画だが、格差社会を描き出しているから評価が高いのかな。特に大雨で半地下の家が水没するシーンはすごかったよね(それでも、下水が噴き出すシーンの臭さは、伝えきれなかったようで・・・)。翌日の誕生日パーティは無理でしょうって心配ばかりしていた。明日はアカデミー賞授賞式だな。司会がいないのはやっぱり淋しい。来年はどうかいて下さい。

*『陰謀のセオリー』

 J・ロバーツも、M・ギブソンもまだまだ若い。1997年はついこの間のような気もするが、もう20年以上も前。30歳の方も50歳だと、そりゃあ今とは違う。
キャスティングすごいなぁ、でも観たことあるようなタイトル・・・と不安だったが観てなかった。話の展開としては「政府の陰謀」があるのか、「ただのストーカーおじさんの危ない話」なのか、どっちだぁ? と主人公のJ・ロバーツ同様悩みながら話は進む。また片思いのM・ギブソンの恋は実るのかい? (どう見ても無理っぽいが)
 冒頭の、確保されて拷問にあうが脱出に成功し、病院に緊急搬送され睡眠薬で眠らされる間に「カルテを向こうの患者と替えてくれ」と何度もM・ギブソンが言い(替えたかどうか分からないのだが)、翌朝向こうの患者が心臓発作で急逝。その辺からJ・ロバーツも観客も、これは本当に「政府の陰謀」なのかも、と思い始める部分なんかは脚本上手だなって思う。
 その後の話は主人公は死なない、のセオリー通りに進むので、既視感あるシーンが延々と続く。ただ、映画の節々にヒット曲「君の瞳に恋してる」が良い感じで流れてて、それが妙にシーンとマッチしていてとても良い。1.2倍速くらいで観るととても良いと思う。ちょっとタイトルが仰々しいのがタマニキズ。

 

陰謀のセオリー [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2014/05/02
  • メディア: Blu-ray