*『犬鳴村』

 2019年夏一番のホラー映画、ってことで話題だったんじゃ無い? ホラーは映画館では観ない主義。自宅で観たが、場面が夜だと液晶画面に部屋の中が反射してやっぱダメだな。
 ダメって言えば、この作品はダメだ。つまらない。前半の仕掛けは怖さを引き出す工夫がうまく作用していて良い感じなんだけれどね。

 

犬鳴村 [DVD]

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  • 発売日: 2020/08/05
  • メディア: DVD
 

 

*『僕を溶かしてくれ』(チ・チャンウク主演)

チ・チャンウク主演と銘打っている。知らない役者だがイケメン効果がすごいんだろう。確かに観てみるとイケメンで良い男だ。ところがこのドラマ、tvN週末ドラマ史上初の1%台の視聴率を記録したツワモノだ。10本/16本中をWOWOWでやるので録画見した。
 観てみると美男美女は出てくる。時折どうしようもない親父ギャグのようなギャグも入れてくる。泣かせたい・笑わせたい・なるほどと思わせたい、結果どれも中途半端な感じになっているが、どうせ10時間も付き合ったんだからハッピーエンドまでみたい気もする(でもこの先それほど変化があるように思えない)。
 いくつか韓国ドラマ見終わって、
1.感動的なシーンには日本のドラマと同じく似つかわしいミュージック流れる(大抵声の高い男子声) 
2.予告までの時間はその日流した名場面を何枚か。 あまりに似ているので、既視感さえ覚える。
 ドラマの中に金大中に似た人や、金正恩に似た人が出てくるなど努力感はかんじたよー!(11作目から観るかどうか・・・う~~ん)


俺を溶かしてくれ 5~8話ハイライト「日本語字幕」

*『コンフィデンスマン JP ロマンス編』

フジTVのシリーズは観たこと無かったけれど、話題だったので映画だけ鑑賞。すると出てくるキャストに三浦春馬君。この人の自然体の善人さが好き(映画では結婚詐欺師だったけれど)。すると他にも出てくる東出昌大(不倫スキャンダル)。この人も良い人を演じられるんだね。とどめが竹内結子なわけで。なんて呪われた映画なの!?
 なのに主役のブー子こと長澤まさみ。全然何も無し。凄いぞ、長澤まさみ! 一方でストロベリーナイト竹内結子をもう観られないなんて本当に悲しい。
 この手の映画はエェー!? ってなる逆転劇が多めに作られているって前知識があるので、とんでもないことがおこっても、まぁまた大逆転でしょ?・・・ってハナから考えちゃう。考えちゃうから面白くなくて途中寝たわ。でも見直すとちゃんと面白いんだけれどもさ。江口洋介も出演していると、(あー良かった。奥様ちゃんと養って行けてるのね)と安堵しちゃう。だがそれにしても、あぁ、竹内結子・・・

 

コンフィデンスマンJP ロマンス編 通常版DVD

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  • 発売日: 2019/12/04
  • メディア: DVD
 

 

*『あの日、君は何をした』まさきとしか

 読んでいてわくわくするもの。読後に感動がのこるもの。そんな作品を探している。近くの駅構内にある啓文堂書店さんは店員さんのポップがどれもよく、みーんな読みたい!って衝動に駆られる。(その点ツタヤさんではそういう気持ちが起こらない)
 そんな中で手に取ったのがこれ。まさきとしか、知らない。知らない作家の本を定価買いするのは久しぶりだ。それだけ期待が大きかった。こんな作品だ(以下あらすじ)。
 脱走犯が市内に逃走・潜伏しているかもしれない夜、品行方正・進学高に合格直後の少年が警察に犯人と間違われ逃走、事故で亡くなる。その喪失感を正視できずに壊れていく母、そして家庭。
 それから15年後、若い女性が部屋で絞殺される。不倫相手の男が妻子になにも告げないまま行方不明。当然第一容疑者となるが・・・。そこに現れるのが15年前の事件に関わった三ツ矢刑事、相当の変わり者。女性の殺人事件を捜査するうちに、ふたつの事件の関係を疑うようになる・・・。 

 

あの日、君は何をした (小学館文庫)

あの日、君は何をした (小学館文庫)

 

 


 いやいやならないだろう! 場所が違う。この繋がらない話がどう繋がるのか、失踪した不倫男性はどうしているのか? そして一番の問題は品行方正少年は真夜中に何をしていたのか? 職質で逃げることも無いのに。家庭内に不満はあったのか。
 それらの謎は最後にはピタッと、ジグソーパズルの最後の一枚のように綺麗にはまる。だけど強引すぎる。三ツ矢刑事のキャラは相当面白く魅力的なんだが、実のところそんなにわくわくしない。読後のこみ上げる感動も無かったのが本音だ。作者の設定したプロットに無理矢理付き合わされている、と言ったら良いのかな。でも(あぁーなるほどこういうことだったんだ)って感じにはなるよ。違う作品をいつか読んでみよう。このモヤモヤが消えるかも。

*『燃えよデブゴン/TOKYO MISSION』

 またまた緊急事態宣言が出てしまったので、映画館にも行きづらい。『007』のように公開も延長・また延長で映画館からすっかり足が遠のいている。
 この映画観るかどうか、ホント言うと劇場行くほどでも無かったけど、映画に飢えていたから行ったよ。『大人の事情』とどっちにしようか迷った挙げ句、ブルース・リーに加えて、サモハン・キンポーに敬意を表して『燃えよデブゴン/TOKYO MISSION』を選んだ。主演はドニー・イェン、『イップ・マン』シリーズで有名ですが、コメディできるのかな?
 香港映画に出てくる、どこか妖しい東京の街並み(店内は「庄屋」ってかいているのに、店外に出れば店名が違うとか・・・)。日本語よりも中国語(広東語?)が得意な日本人。ヤクザとつるむ悪徳警察(この映画を観て日本警察腐ってるなぁ!などと怒らないで欲しい)。築地市場で競り落としたマグロを運搬中に落とすとか(さらに腹中に麻薬隠すか?)、ありえぬシーンが続出。この世界観が許せないと、本作はダメダメ映画である。
 その点metooは、こういうお馬鹿映画大歓迎なので楽しめた。日本人では竹中直人がいつものテンションで出てきてはっきりいって興醒め。ただ、ブルース・リーの物真似で一世風靡した人である。その点を考慮しての出演なのだろう。映画は『ドラゴンへの道』をオマージュした作品である。きっと昔に『燃えよデブゴン』があったからそっちに行ってしまったのだろう。
 楽しい1時間半、DVDがでたらもう1~2回スローで再生したいものだ。ちなみに成人の日夕方の上映、館内は6人。コロナ恐るべし! 普段なら星3ヶ半、今回はコロナ禍のため星4つ!


ドニー・イェンがおデブゴンに!『燃えよデブゴン/TOKYO MISSION』暴飲暴食でデブゴン爆誕シーン

*『風塵抄』司馬遼太郎著

 母が死ぬ前に、本棚から引っ張り出して再読していた。亡くなった朝もコタツの上に置いてあった。葬儀社の方から遺体と一緒に燃やす物で愛読書とか無いですか?と問われ、一緒に入れてあげようと思ったが気が変わって読んでいる。両親の影響か司馬遼太郎は好きだ。
 これは氏のエッセー。もうバブル前の昭和末期の話だが、1「都市色彩の赤」や3「正直」なんかは、学が低い小生などには(そういうものか)(なるほど)と、パチッと額を打ってしまいそうになる。          

 4「高貴なコドモ」も良い。「人は終生、その精神の中にコドモを持ち続けている。ただし、よほど大切に育てないと、年配になって消えてしまう」とは真理だ。「職業として芸術や学者、あるいは創造にかかわるひとびとは生涯コドモとしての部分がその作品を作る。その部分の水分が蒸発せぬよう心がけねばならないが、このことは生活人の全てに通じることである。万人にとって感動のある人生を送るためには、自分の中のコドモを蒸発させてはならない」

 NHKアーカイブ棟方志功を年末やっていてチラリと見たが、芸術家って、少し違うなぁと感じた。全然蒸発してない感じなのだ。一方昔好きだったシンガーの多くがオッサン・オバハーンになるに従いエネルギッシュな(あるいは脂っこい)歌が作れなくなっていて、昔の歌ばかりのライブになっている。それも良いんだけれど、やはりワクワクしながらオリジナルアルバムの封を切ってCDのプレイボタンを押したいんだよ。配信じゃなくってさ。
 話は元に戻るが7「ことばづかい」も面白い。エッセーを面白いと思うかつまらないと思うかは、作者と読者との感性の結合。一読してみてはいかがだろうか。

 

風塵抄 (中公文庫)

風塵抄 (中公文庫)

 

 

*『フッド:ザ・ビギニング』

ロビン・フッドものも、もういくつも見たなぁ。一番感動したのはケヴィン・コスナーだったけれど、あれって欧州人(とりわけ英国人)からすると、日本の水戸黄門鞍馬天狗のような正義鉄板もの、なのかな。年末の風物詩、みたいな。
アクション映画としてもまぁそれなりに楽しめる。キャストもスゴイ。エンドロールでは、アメコミ風でシャレオツだ。ただこれって時代考証あってるの? と思うシーンが多い。向こうでは平安末期~鎌倉時代に、スーツ着てる、なんてあるの? 何か沢山の「?」が頭の片隅にありながら見続けていて変な感じ。何しろゴールデンラズベリー賞の「最低作品賞」ノミネート作品だ。あのジェイミー・フォックスだって、「最低助演男優賞」ノミネートなのだ。ウソだと思ったら見て欲しい。初めてのロビン・フッドなら、十分楽しめるぞ。あ、ちなみにレオナルド・ディカプリオ製作。続編あるぞあるぞ、で終わるが未だその発表は聞かない。

 

フッド:ザ・ビギニング [DVD]

フッド:ザ・ビギニング [DVD]

  • 発売日: 2020/03/06
  • メディア: DVD