*『夏草の賦』(司馬遼太郎著)

 metooは、夏には思い切って司馬作品や吉川英治作品を読んできた。そうは言っても司馬作品も主なものは読んでしまったので、今夏は代表作にはなっていない『夏草の賦』(戦国大名ではちょっとマイナーな、長宗我部元親が主人公)を読むことにした。 読むまでは気が重いが、読み始めると(司馬ブシ全開なので)すぐに読み切ってしまう。
 割と他の作品でも「一領具足」の元親、みたいによく出てきて元親びいきだな、と感じていた。元親の奥さん、菜々からの視点を置いたところが上手。大名夫婦の話も面白い。もう少し島津との激戦や、関ヶ原の合戦・大坂の陣も語って欲しかった(書いていないって事は、たいした活躍をしてないのだろう)。