*ビブリア古書堂の事件手帖 4 ~栞子さんと二つの顔~

ビブリア古書堂

ドラマ化されたので世間の認知度があがったけど、どうも原作主人公の栞子さんと、剛力彩芽のイメージの違いから見る気がしない(髪型から違うのは、どーよ?)
 その最新作、今回は超メジャーな江戸川乱歩。そして遂に謎の失踪を遂げている母・智恵子が登場。ここまでの謎が一気に解ける・・・・も、謎は残しつつ5巻への布石となっている。篠川母子をなぜか嫌う「ヒトリ書房」の主人・井上太一郎の意外な面や母子との関わりも判明してくる。
 そして今回の江戸川乱歩にかかわる謎は・・・? ああいう作品を発表している江戸川乱歩だけに、エピソードが多すぎ(笑) 横溝正史とお友達とは知らなかった。ところどころにフィクションとミステリーをいれつつ、か弱く・多少コミュ障がまじっているような、隠れ美女が解き明かしていくところは圧巻であり、一気に完読。今回もファン以外も十分楽しませる、お値打ちな1冊となっている。