*今日は大瀧詠一が急逝されたので哀悼を

 ビックリした。まだ65歳、早すぎる。瑞穂町に住んでいたのも初めて知った。勝手に米軍基地のそばと思う事にした。あの沖縄基地の異国情緒溢れた場所なら、彼の日本離れした雰囲気にも似合う気がするから。そう言えば生まれたとこは岩手で江刺や遠野、釜石で過ごしたというのもビックリだ。ただ、彼の生まれ育った当時のその地方は、まだ勢いがあっただろう。新日鉄釜石全盛の頃を知っているのだろうか。それとも漁村の勢いの方が有名だっただろうか。
 話を戻す。氏を知ったのは『A LONG VACATION

A LONG VACATION 30th Edition

A LONG VACATION 30th Edition

からという初心者なのだが、流行好きの友人は早くも「エイチャンと言えば、今や大瀧詠一だぜ」と言っていた。その発言には懐疑的だったが、誰もが当たり前のように持っていたLPだったと思う。その後『EACH TIME』

は、『A LONG VACATION』と似たテイストだったが、前作ほどのインパクトは無かった。もうその頃は佐野元春伊藤銀次などを聞きまくっていたのだが、彼らと作った(実際は伊藤銀次はvol.1)『NIAGARA TRIANGLE Vol.2

は、ホントに良いデキで、のっけの「A面で恋をして」あたりは、その後のCDエイジ(いわゆるA面B面を知らない世代)にもウケが良かった。続く2番目の佐野元春「彼女はデリケート」は、元春特有の「ボソボソ感」あるつぶやきからいきなりのRock&Rollで、このアルバムのプロデュース力の高さを感じた。今でも好きなアルバムの1つだ。
 彼の歌声はいいと思う。最近彼の歌声を全然聞いて無かったけれど、そう、彼は音楽プロデューサーの力量の方が高いのだろう。詳しいことは分からないのだけれど。1年間の最後の日、願わくば彼の魂が安らかなることを祈らん。