*1012年より・・・「ジョジョの奇妙な冒険」

を読んでその世界観を何とか理解しようと努めてきた。昨年は秋に「Part 6 ストーンオーシャン」を読み切ったものの、衝撃(笑撃?)のラストシーンに唖然。その後にもシリーズが続いていたのは知っていたので、その後の続きが理解出来なかった(お隣さんに解説してもらったものの、「ちょっとその説明は無理が無い?」「そりゃあ説明しているこっちだって無理があるとホントは思っているんですから」って会話も実際あった(笑))。
 そして年末「スティール・ボール・ラン」にチャレンジ。(こいつはどうみてもジョジョだな)、とか、(やはりいるかDio)とかあったものの、当初は普通のレース話。(ようやくスタンドも無くなったかぁ)と油断すれば、そのうち出てくる占い婆ちゃんや、スタンドのような影。
 当初は大統領らしいデブったオジサンは段々イケメンになっていく。人物背景を丹念に描き込む荒木氏ゆえに、誰が主人公なのか? 優勝への背景が皆一様にあり、時にはDioが主役のように描かれる。
 敵ボスキャラは相変わらず強力で、いつものように(ほぼ勝っている!)(さあ、あと一息で!)状態ながら、(ほんの一瞬のツキ)だとか(些細な偶然)だとかで、倒せないまま主役級がバタバタ死んでいく。(こりゃあまた「ストーンオーシャン」のように延々と続いて、もうストーリーがメチャメチャになるのかな?)と思っていれば、まぁそこまで行かないのだが、彼の作品によく見受けられる(一体どうなったのか?)前のページを見直してもよく分からない状態(ちょっと小学生が話す「おもしろ話」のように、自己満も多く分かりづらい・・・但しジョジョの場合、「それは理解出来ないおまえが悪い」という雰囲気が多分にある)が随所に見られるのはいつもの通りである。
 願わくばボスキャラとの戦いは単行本1巻程度にして欲しい(それでも連載当時は相当長い期間戦いが続いていることになる)。
 『ダイヤモンドは砕けない』は色んなエピソードが脈略ないように進んでいきながら、ラストシーンでそれらが見事に結実して心地よい読後感があった。こういう結末を期待している。さあ、いよいよシリーズも『ジョジョリオン』だけになった。全部読み終えると、それはまた淋しいので、もう少し読むのを待っている。