*すごいなこれ『ピクセル』

映画館の入り口、チラシでみかけた『ピクセル』。パックマン? ドンキーコング? ギャラガ? え、それが地球攻めてくるの? 何それ?
 と思うものの、それで映画館に行くほどこちとら暇じゃねっつーの。でBS待って観てみた。いや、これすごいな。よく作った! きっと1980年代ヲタクの連中が何人か寄って(あの素晴らしき「BOYHOOD」を回顧して)作り上げたのだろう。そのエンスーを褒めてあげたい(笑)
 登場人物は少年時代アーケードゲームにハマッた中年親父たち。そのうちの一人は(何でだよ!)大統領。もう一人は幼なじみでくたびれた(しかしマシンガントークの)ミドル。こいつは日本語吹き替えで観てたので、画面を見てない時はベン・スティラーだろうって何度も思った。アダム・サンドラー。よく知らない。ごめん。クールビューティーながら中佐として、絶対主人公と最後できちゃうヒロインにミシェル・モナハン。この人真面目に演技していると、つい(おいおい、ダメだよ。ギャグなんだから真剣にやっちゃあ)と言いたくもなる。男たちは皆SFコメディのせいか笑いを取りに行っているのになぁ。
 映画を見終わってからのお楽しみはエンドロール。ここまでのストーリーを80年代RPG風に軽やかなミュージックで流してくれる。いやぁ、今のPS4の3次元も魅力あるけど、あの時代のカクカクした「ピクセル!」感のある登場人物も味があるなぁ。是非この映画を流し見したらエンドロールをお楽しみ下さい(笑)