*「ラビット・ホール」ニコール・キッドマン

ラビット・ホール

なんなん、このタイトル? Spellみて、(あぁーRabbit Holeねぇー)と気づく。なんとなく「dance with wloves」(ウルブズって何ー?)以来の感覚。配給会社、邦題に知恵と工夫を!
主演はアーロン・エッカート。あご割れてるねー。waspの真面目な男(夫)を演じさせたら今が旬かな? それよりもやはり、ニコール・キッドマン主演に惹かれて観た。ハリウッド広しといえども、なかなか8頭身美人はそうそういないよ。だんだんと歳を重ねていくニコールを観るのは怖いけれど、それでも一際美しい。トム・クルーズが落ちたのも分からないでない。
物語は4歳の子どもを交通事故で失って、哀しみから逃げ切れない夫婦の話だ。他にもう1人子どもがいれば話が違うのかも知れない。いたらいたで、その子への影響は計り知れず、そっちも同じくらい悲劇なのだろうが・・・・。
子どもを失うことで夫婦の関係が崩壊に向かうのは恐ろしいほど分かる。夫がどんなに奥さんに愛情を注いでも、受け入れてもらえない。同じように子どもを失った親の会があるのだけれど、そこでも崩壊していく夫婦がいる。「哀しみからどう抜けきるのか・・・? 抜けきることなんかできるのか・・・・?」
義母(30の子どもを死なせている)のダイアン・ウィーストが渋い演技をしている。ひき殺した少年役にマイルズ・テラー。愚鈍な感じで反って好感が持てた。
If you have experienced losing something important,you had better see this movie.
You'll learn how to overcome your deep sadness.