優しいけれど中卒で収入が低く向上心がない夫にライアン・ゴズリング『ラースと、その彼女』に出演・・・・けっこー良い男です。
才色兼備ながらやりまんで学校の人気もんの子を宿してしまう妻には『ブロークバック・マウンテン』のミシェル・ウィリアムズ(けっこー美人!) 主人公が一目で恋に落ちるのが頷けます。
どちらも子供時代に不幸な生い立ち。夫は両親が離婚。妻は愛のない家庭で育った。この映画は現在の崩壊の過程を描きながら、出会いのときめいた頃と交互に写しながら進んでいく。若いときは本当に若い! ライアン・ゴズリングは役作りのためにおでこの毛を抜いたって言うけど・・・・そんなことをしてはイケマセン!
この映画は夫視点で観るか? 妻視点で観るか? で全然違う意見を持ちそうです。私は夫視線で観ていたから、もう切ない・切ない・・・。悪いことは何もしてなくて、ただただ奥さんを大事に大切にしているのに想いが届かない。去っていくシーンは泪・泪だよ。そしてエンディング・ロール。ここは席を立たずに、二人の思いでの写真を眺めて余韻に浸ってください。
良い映画だと思います。でも、また観るにはすっごく勇気が要ります。失恋直後では観られないし、恋人と楽しい時間を共有するために観るものでもないし・・・人生の酸いも甘いも分かるようになったら、観てみては如何・・・・?
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