- 作者: 吉田修一
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/11/09
- メディア: 文庫
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今日検定試験に出かけて自分へのご褒美と考えたのと、アカデミー作品賞候補の「ゼロ・ダーク・サーティ」が上映直後で2時間半後だったから。他にも大好きな高良君にも期待しているのと、たまたま週末の朝日新聞夕刊で適度に誉めていたせいかな。今から20年前位の設定って、丁度昭和が終わり平成に入る頃、「三丁目の夕日」よりも多くの人にリアリティとして受け入れられる年代だろ。まして法政大学とか、西武新宿線の黄色い電車とか、主人公が長崎で運転しているのがパルサーだったり、スカイラインのGTじゃなくって1800TIだったりするのが、通を唸らせる・・・・!!(あ、そんな大層なもんじゃないかも・・・(爆!))
大学時代長崎から後輩が来ていて、長崎に行ってみると映画の通り、急な坂道だったり。はたまた職場のイケメン君が高良君に似ていて、彼は大分出身なのだが微妙に方言のイントネーションや「すいとーっと?」みたいな表現が同じで観ていて楽しかった。
この映画に「オチ」はない。だから大阪人好みでは無いと思う。ある話があるとそこから横道にそれていく。時間は160分もある。正直どこでヤマを持ってきてエンディングを迎えるのだろうか?と十分映画を観ながら考える余裕がある。
大学1年生設定では高良君も吉高さんもちょっとトウが立っているかな・・・?とも思ったが、吉高さんはこういう役も大丈夫なんだなぁーと今朝の「ガッチリマンデー」で福田彩乃が強気の吉高由里子真似をしていて、吉高=タカビの公式があったので意外だった。
全然予定通りじゃ無い行動で、ちょっと得した感があると嬉しい。そういうときちょっとリッチな感じに浸る。きっと世の中のマダムは、こういう風に平日の昼間をすごしているんだろうなぁ。