*『死者のあやまち』(クリスティ)

死者のあやまち (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

死者のあやまち (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

今年の夏の課題図書は、第二次世界大戦ものとクリスティだったな。
 病院の待ち時間を利用して読んだ読んだ。犯人は結局当てられなかったが、相変わらず意外な人物だった。14歳少女の絞殺死体の謎も、富豪の若奥様の失踪も確かにあちらこちらにヒントは隠されていた(が、これで気付く奴がいるのかい!?)。
 原題は「Dead Man’s Folly」 FOLLYって何? 神聖なか? いやそりゃHollyだ。「あやまち」なのか。しかしManって書いてあるから、男が死ぬのか、などと読み始めたのだが(それって最初からミス・リ−ドしていないか?)。次は「スタイルズ荘の怪事件」だ。こちらは私でも名前を知っている有名な作品だね。