韓国映画あまり見ない。たまに見るとどれも大抵観て良かったと感激する。そんな作品。日本で上映するくらいだから良作なっだって、前提があるのかも知れない。この映画も観たくて観たくてガマンしてた。
監督は主演のどうしようもない奴、ヤン・イクチュン(知らねー!)。お相手のJKにキム・コッピ(知らねー!too!)あ、でも清楚で可愛らしかった。主役のお二人、劇中どうしようもないDV親父からのトラウマから逃れられない。このクソ親父のせいで二人とも不幸。そんな二人が「友情を育んでいく」不思議なドラマである。二人の設定上、当然愛が芽生え暴力的に奪うんじゃないかと思いながら見ているもののそうならない。そこだけでも不思議だ。
貧しい家庭の雰囲気は昭和30年代の日本だ。韓国豊かになったとは言え、まだまだこういう光景があちらこちらで観られるんだろうな。日本でもちょっと前まで見られた....って点では「三丁目の夕日」に近いホンワカ感さえある。
しかし一方韓国映画と言えばバイオレンスシーンだ。たけし映画にも通じるものがある。見ていて痛い。痛いのだ。結末は悲しいのだが、最後のシーンの処理など悲壮感はなく、むしろ夢や希望が見え隠れするところがこの作品の秀逸なとこだ。韓国映画のクオリティは高い。日本映画もうかうかしてられない。
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