逆転の夏(横山秀夫著)・夢と犯罪(ウディ・アレン)、どちらも殺人を依頼され最初は嫌がるのに結局うけいれてしまう。そうして結末はトラジディ。事件が起きなきゃ始まらないでしょ? なんて言わないでね。「いけない・いけない・・・!」と思いつつ、金の魅力に堕ちていく。
逆転の夏(『動機』横山秀夫著に収録)。すっごく胡散臭い話し。殺人の依頼話を聞くだけで10万。40万、50万。殺人成功の暁には報酬5000万。あり得ない話しに、(このオチはいったい・・・?)とクビを傾げるが、読み進むとなるほど、そのオチか・・・・得心!! 黒幕は読めば分かるのだが、殺人依頼のメリットが分からない。短編なのだが面白かった。
夢と犯罪では、殺人依頼を受けるユアン・マグレガーとコリン・ファレル兄弟。「マイアミバイス」などであくどい役どころが多いコリン・ファレルが繊細な役なのが笑える。人間って弱いなぁって再確認させられるよ。
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