*「武士道−The soul of Japan−」新渡戸稲造著

新渡戸稲造

武士道 (PHP文庫)

武士道 (PHP文庫)

今年も終わりですね。大晦日は少し硬派に締めます。「BUSHIDO」で締めます。
そもそも新渡戸稲造とは誰? 旧5000円札も一瞬で、バックにモルワイデ図法(だったか?)の世界地図が関係あるのかな・・・? ってそりゃあ国際連盟事務次長だったんだもん(笑) ちなみに東京女子大学初代総長。同僚のMさん、絶対知っているよね?
外国人が(特に戦争時には相手の国民性をやたら知りたがるアメリカ人)よく読んで研究している本書を、日本人が知らないのも恥ずかしいので探してみた。意外なことに、PHP文庫から\495と、お手軽な値段で売られていた。
冒頭、いきなり著者から「ルーズベルトも読んで感激して知り合いに買い与えた云々」の文章が出てくるんだが、これって第二次世界大戦のF・ルーズベルトじゃなくて、テディベアの名付け親こと、S・ルーズベルトなんだよなあ、ビックリ。同様に明治維新の元勲らが出てきたときに、「佐久間象山吉田松陰西郷隆盛大久保利通木戸孝允、生存している中にも伊藤博文大隈重信・・・・」と出てくるから、そりゃあ驚くよ。明治時代(100年は前)に書かれていたのが実感するも、文章や内容は古さを感じない。
侍ジャパンの面々は当然読んでいるよね?? 100年以上前と言っても、さすが国連事務次長勤めた秀才だ。騎士道などと武士道を比較するが、外国文学・外国文化をよく読んで比較している。内村鑑三とは北大の同期(2期生)。完全バカだと読めない。しかし普通の能力で読める。よく読んで「大和魂」だとか「武士道」を理解して試合に臨んでほしいな。
日本人なら是非読んで欲しい1冊である!
 では皆さんあと少しで2013年、どうぞよいお年をお迎えください♪(^-^*)♪