*「ないもの、あります」(クラフト・エヴィング商會)

 サブカルに強いお隣さんは不思議な人だ。おそらくもう二度とこんな人と巡り会うことは無いだろう。お子さんも不思議だ。独自の世界観。DNAが記憶しているのかも知れない。
 その親子が薦めているのが本書である。だからずっと前から読みたかったが、最近の売れ筋しか置かない本屋で見つけること能わず・・・。ようやく読む機会を得て読めば「堪忍袋の緒」とか「口車とか「左うちわ」などの商品が陳列されている(笑) できればここに「濡れ手にあわ」も追加して欲しかったぞ。
 人生とはまさに一期一会、今春すでに異動が内定していて、この人ともう二度と映画や小説、スイーツや様々なサブカルの話ができないと思うと、そりゃあ寂しい。次の職場でこういう語らいをできる人に出会えるかな。人生、なかなか上手くいかないな・・・

ないもの、あります (ちくま文庫)

ないもの、あります (ちくま文庫)