スパイダーマンの印象しか無いトビー・マグワイアが主演。どっちが先に出たかは知らない(こっちの好演でスパイダーマンの抜擢なのかな?)
のっけのシーンで「セント・クラウズに降り立つには勇気が要る・・・」と田舎の小さな駅で降り立つ夫婦にナレーションが被る。その丘の上に孤児院が建つ。日本で思うほど孤児達は暗くも無く、健気に生きている。それは1940年前後のイギリスという背景なのかキリスト教的見地からなのか、ヒューマニズムの院長の性格のせいか、日本人の私には分からないけれど、そんなわけで思うほど暗くないのが良い。養子にしてくれる夫妻を(自分が、自分が)と選ればれようと頑張る孤児達も、選ばれなかったけれど選ばれた孤児の幸せを祈る孤児達も、皆清い心の持ち主であまり最近はこういう映画に巡り会ってなかった事に気付く。
主人公ホーマー演じるのがトビー・マグワイアなのだが、彼にしても(世話になった友人の出征中に彼女を寝取ってしまうけれど、それはシャーリーズ・セロンにも非があるわけで)清い心の持ち主で、ラストに冒頭の駅に降り立つシーンにホッとする。
彼の帰還を待ちわびた孤児達、とりわけ彼に幼い恋心を持つ少女が、まず鏡で髪型整えてから会いにいくシーンとかが良い。なぜってもう自分は忘れてしまった甘酸っぱい記憶だからだ。こういのに滅法弱い。
サイダーハウスルールって何? リンゴ収穫労働者の部屋にある、規則のこと?(あ、ネタバレ?) 「サイダーハウスルールってつまりさ・・・」を友人にうまく説明するには、もう1回あの部分をしっかり観直さないといけないな。
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