1Q84の中に「チェーホフは『劇中で拳銃が出たら、それは発射されなければならない』と書いている」云々の記述があった。要点は「劇中に無駄な物を出さない」らしい。
チェーホフは読んだことがない。ごめんなさい。ドストエフスキーもボリス・パステルナークも読む気がしません。ロシア文学はハードルが高いです。あ、映画は観ますよ。せいぜい長くても4時間以内でしょうから(それでも長いぞ!)。
最近の映画は必ずといっていいほど(Hシーン)がある。その点昔の映画は偉いな。逆に「もっとやれよ!」「ケチケチするなー!」くらい、言いたくなる。 で今の映画だ。アクション映画なら必ずカーチェイス(これをやらないと、全米スタントマン労働組合から抗議でもあるのか!?)、格闘シーン(そもそもジェイソン・ステイサムやスティーブン・セガールのような格闘家に素手で挑むって何よ!? 遠くからマシンガン若しくはバルカン砲で狙えよ!)まで付いてくる。しかも約20年前から主人公は弾には当たらない!公式ができあがってしまったので死ぬ心配もない。
ヒマ潰しに‘トランスポーター3 アンリミテッド’を観て、ヒロインが顔一面のソバカス&歳の差、から今回はH無しだねーと安心していたのに...チェーホフが言ったように、「そこに女がいたら、それは主人公と恋に落ちHしないといけない」と言うことなのか。
その点「七人の侍」とか偉かったなあ。もうそんな‘古き良き時代’は来ないのかなあ....
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