今回のテーマは難しい。映画のデキと、自分の心の成長、及びタイミングで感動の度合いが違うからだ。健やかなるときと、ハートブレイクの時とでは同じ映画でもがらりと変わる。
十戒、風と共に去りぬ、カサブランカ、ドクトルジバコなどの、もう古典に入る映画や、近年ではショーシャンクの空に、グッドウィルハンティング〜旅立ち〜、つぐない、愛と青春の旅立ち、愛と哀しみの果て、etc
そこでなるべく他のブロガーとかぶらないように選んだのが「砂の器」。テーマは運命。原作が松本清張。戦後のどさくさ、病気への差別、そして監督・野村芳太郎、脚本・ 橋本忍と山田洋次。スタッフも完璧。DVDを見ると、メイキングがサービスで入っているが、「美しい日本の四季を描く」ことにもこだわった(撮影は川又昴)ということだ。
主人公親子の放浪と日本の四季(今ではなかなか見ることの出来ない我が国土多数)と共に描いている。主人公が音楽的才能があるという設定故に、テーマ音楽がよい。映画の魅力の1つは映画音楽。名作には必ずテーマ音楽が思い出される。日本の映画は、当時洋画に押されっぱなしだったが、(こんな名作が日本にもあったのか!)と言うデキだった。若い人は観る機会もないだろうが、是非観て欲しい映画だ。そして泣いてほしい。
http://d.hatena.ne.jp/suki117/20110301/1298969037 因みにこの人も選んでたな
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