*「推理小説」秦建日子

「展開がアンフェア」「リアリティがない」...上手くない推理小説の欠点が上記2点のようだ。なるほどミステリィファンは多い。このファンを唸らせるのは容易なことではないだろう。よくドラマや小説には「○○大学ミステリィ研究会」たるものが出てくる。我が大学にはもちろんそんなもんは無かったのだが。
なるほど映画でも小説でもこの2点は大事な気がする。非常に良くできた話しでもリアリティが無いと興ざめすることがある。それならいっそ「フォレスト・ガンプ」のようにあきらかな嘘を付いたり、「ウォッチメン」のようにアニメ原作なら割り切れるだろうに。
ところで冒頭の「推理小説」(秦建日子著)なんだが、際だったキャラクターを主人公に据えるのは最近の流行なのかしらん? 若しくはシリーズ化を狙っているのか。一気には読める。面白い。だけど心に響かない。心に残らない。やっぱご都合主義だからかな、主人公もあり得ないし。今度ミステリーを語るかなぁ....

推理小説 (河出文庫)

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