*スコセッシ「カジノ」

M・スコセッシのすごさを実はあまり知らない。「タクシードライバー」や「レイジング・ブル」は見たっけ。近年ではレオナルド・ディカプリオと組んで「アビエイター」「ギャング・オブ・ニューヨーク」「ディパーテッド」「シャッター・アイランド」など一通り見たけれど、唸る作品は「ディパーテッド」かな、オリジナルの「インファナル・アフェア」を越えられないと思ったが、良い作品だった。
彼の代表作「グッドフェローズ」「カジノ」を観てなかったのだが、今回古さを感じながらも「カジノ」を観て(3時間近いドラマだったが)なるほどと思ったよ。

彼は惚れた役者を使い続けるんだね。デ・ニーロも安心してみていられる役者だ。奥さん役のシャロン・ストーンも、ジョー・ぺシ演じるニッキーも、皆どこかに欠点があり、逆に人間味を感じる。カジノを題材にした映画も多いけれど、スコセッシ特有のバイオレンスが、なんとも迫力があったね。今度機会があったら「グッドフェローズ」も観てみよう。
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