http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20111121-00000031-nnn-soci
あれから16年が経った。地下鉄サリンがオウムの犯行と分かった時に、あるコメントが新聞に掲載されていたのを思い出す。
「死刑廃止論者は、このオウム犯罪者にも『死刑は廃止だ』と言えるだろうか?」と問うていた。あの時誰もが思ったはずだ。彼ら首謀者らには極刑が望ましい、と。こういう極端な事例ほど、廃止論者の気持ちが知りたいものだ。私なぞは村上春樹の「アンダーグラウンド」くらいでしか、被害者の家族の気持ちは分からないけれど、それでもその家族の前で「死刑は良くない!」なんて絶対に言えない。
人間には想像力がある。想像力の欠如が、悲惨な事態を幾度と無く繰り返す。死刑判決が下った者達には、絞首刑などではなく、1つの部屋にサリン入りポリ袋をつり下げて、傘の先で突き刺せばよいと思う。こうして被害にあった者達の気持ちを少しでも分からせるために。あの世でしっかり反省ができるように・・・
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1999/02/03
- メディア: 文庫
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