＊ラスト・ターゲット

ジョージ・クルーニーはあまり好みではないのだが、良作も多く観てみる気になった。原題は「THE　AMERICAN」。劇中イタリアで盛んに「アメリカ人か？」と訊かれている。確かに彼はアメリカ人ぽい。
邦画タイトルからして、暗殺者の話（それもラストなのだから、仕事を成功させ引退････）という大方の筋が分かる。その種の物語の多くは（ゴルゴ１３は別格として）、主人公は組織から抜け出せずトラジディで終わる。さて本作は･･･?
オランダ人のアントンコービンが監督のためか、作品のティストがアメリカっぽくない。展開がスロー。そうこの物語この展開は、かつて邦画でも繰り返されていたものだ。なのでこういう展開（そして男が女のために組織を抜ける物語が）好きな人には適していると思う。ジョージ・クルーニーはラブロマンスには適していると思えず（アカデミー賞授賞式で笑っている姿は滅多に無いですよね！）、こういう殺人者の役自体は、まぁ良いのではないかと思えた。

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