今週のお題*詩 「桜並木」

metoo7s2012-04-06

私には貴方さえいてくれれば何も要らない・・・・って真剣に思っていたから、
貴方から突然別れを切り出されて、私にはもう思い出しかないの


陽気な顔の中にも、どこか疎外感を感じる二人だから、
誰にも邪魔されないように都会の片隅で、二人ひっそりと愛し合ったよね


強く抱き寄せる、あの瞬間が好きだった
いつまでも時が永遠ならばって思った 永遠なんてありはしないのに


いつも忘れた頃に届いたあなたのメール
どんなに疲れていても、忙しくてもそれだけで救われたの
もう来ないと知っている筈の携帯電話、
何度も見ては、そのたびに愛が消えたと思い知らされるから、
携帯電話は見えないところに置いているわ


いっぱいいっぱい一緒に作ったよね、数え切れない思い出
貴方のほんの些細なジョークに大笑いしたり
突然真顔になってキスしてくれた桜並木
あの瞬間に戻れたら・・・・て思うたびに切なくなるから


今は思い出さえも辛いの 桜の花びらが舞うだけで辛いの とても