*「音もなく少女は」(ボストン・テラン著)

metoo7s2012-05-03

 まずは後書きから引用
デビュー作『神は銃弾』が日本で翻訳されたの直後発表された「このミステリーがすごい!」で1位
だったんだそうだ。しかしこの作品はミステリーではない。耳の聞こえない少女の少女から女性への成長期を綴る一大叙事詩なのだ。ヤクの売人の父親、殺人、一方で初恋、暖かい家庭の温もりなどが詰まっている。
一大叙事詩だから読むのには苦労がいる。しかも笑いとか感動ばかりでもない。1960〜1970年代のアメリカの様子もよく分かる。たまにこういう作品も悪くない。

音もなく少女は (文春文庫)

音もなく少女は (文春文庫)

神は銃弾 (文春文庫)

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凶器の貴公子 (文春文庫)

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