*永遠の出口(森絵都著)

第一回本屋大賞4位の作品を今更読む。女流作家は基本苦手だ_(._.)_ だが、しかーし! 読んでみると(いいねぇ!)って作品は多い。森絵都・・・? うん、知らない!(爆)
で、出だしの「永遠の出口」と「黒い魔女とコッペパン」がメッチャ良くて引き込まれる。(うんうん、分かる分かる、この感じ! こういう科白を吐く人、いたいた〜!) そしてこういう先生もいた。なんで教員やっているんだか分からない・子どもを支配することだけに生き甲斐を感じているような、そんな先生がいたよ。
かつてこういう理不尽な世界が確かにあった。今はどうなんだろう? 自分たちから見ると、今の子ども達は自由でいいよな!って思うよ。
主人公の、あまりイケてない女の子が小学生から中学生と、どんどん成長していく姿が良い。(だがそのうち外泊を重ね、髪を脱色するような子になっちゃうんだけれど^^;) )なんか親とは言わなくても、近所の子の成長を見ているようで応援したくなる!
・・・ってか5/8に「ラブストーリー集(肥田美代子が選ぶ)」で、この作品の高校生時代編を紹介していた(爆) 卒業後にこの彼氏との後日談があるよ。
大人になった人が振り返ってみるのも良いし、JS・JCが、(きっと自分たちの青春と同じようなことで悩んでいるだろうから)、読んでみるのも良いと思う。中学の図書室にはおいてあるのかな・・・?

永遠の出口 (集英社文庫(日本))

永遠の出口 (集英社文庫(日本))

カラフル (文春文庫)

カラフル (文春文庫)