*アメリカン・グラフィティ2

名作アメリカン・グラフィティ、若者のたった一夜の話を描いていたが、そのラストに流れる後日談(これは、よくあるパターンだが)で、車好きなジョンは酔っ払いの車にぶつけられ事故死、テリーフィールズはベトナムで行方知らず・・・・としか語られなかった真相も、もう少し分かってきます。
あれから4年後から始めて、毎年大晦日(New year's eve)を描いていく。平凡な結婚をして行ったスティーブとデビー。双子の子どもを抱えた夫婦生活は順風とは言えない所は現代のテーマとも同じだろうが、時代が反戦という点を背景にしているので、そこで(歴史的認識による)好き嫌い(というより興味を持つか、飽きてしまうか)が分かれるかも知れない。
往時のヒットソングを流しているのは前作同様。個人的に知っている曲が殆ど無かった。ただ「サウンド・オブ・サイレンス」が流れるだけで、ゾクッとなるところは時代を超えた名曲なんだろうな。最後に皆が歌う曲は知っているんだけど、あれ、何だっけ? あぁそうか「蛍の光」。これって本来英語の歌なの?
分割した画面は実験的なんだろうけど見やすいのかな。あんなに多用しないで良いのに。アメリカン・グラフィティに感動した人は、レンタルビデオ屋に急ごう! 今は旧作100円だし。原題「More American graffiti」の方が絶対良いと思うんですけど。
アメリカン・グラフィティ ― オリジナル・サウンドトラック

アメリカン・グラフィティ ― オリジナル・サウンドトラック