*「昼下がり、ローマの恋」

モニカ・ベルッチ

昼下がり、ローマの恋 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

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ジョヴァンニ・ヴェロネージ監督が「若者と中年と熟年3編の恋」をオムニバスドラマで描く。(知らなかったけれどもう第3弾!)。熟年ではロバート・デ・ニーロが、イタリアを代表する女優モニカ・ベルッチを相手にする・・・・しかし70-40くらいのカップル・・・・その前の「中年編」も50後半のオッサン・・・そんなに彼の国では中年が持てるの???
 昨日取り上げた「体は全部知っている」(吉本ばなな著)の最後の短編「いいかげん」で主人公の30歳の女性は神社に行き「少年とじじいは、もういいです。年齢相応の相手が現れますように・・・!」と祈っているが、それが普通でしょ。
 恋のキューピッドが矢でハートを射貫く・・・・確か昨年のどっかの映画短編賞をこういう作品が獲ったはず(「ゴッド・オブ・ラブ」だったか・・・?)。少し似ている。キューピッドがタクシー運転手、ではなかったけれど。
「恋に落ちるのに、性別も年齢も経験も関係ない。ブーメランのようにやってきて去って行く」みたいなセリフは、杉真理の「show goes on」を思い出すね。
3作とも結局の所、そこそこ以上の女がアプローチをかけてきたらあがなえる男なんていないよー! って描いているのかな。それとも、あきらめてさえ無ければ、恋愛に年齢制限は無いよ! って描いているのかな。3つの恋愛の形をイタリアの景色の中で楽しく描いていて、めっけもんです!