- 作者: 山田芳裕
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/02/22
- メディア: コミック
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信長が当時旬の「茶の湯」を取り入れ、千利休というブランドを利用しながら、茶器バブルを作りあげ、それを武将に下賜することで(本来なら多額の報奨金か、知行地を与えるところを)、散財を防いでいたというのは知っていた。その辺のところをマンガにするところが成功していると思う。織部や荒木村重を初めとする「数奇者」たちに、適度にフィクションを交ぜ(過剰な部分もあるが(^_^;))、面白くできていると思う。特に織部十作の試作品で、たまたま彼の感性にあったものができたときに、「金時殿」が屹立してたり、顔がものすごくにやけたり、奇妙な擬音「はにゃあ」トカ の表現は面白いと思う。
なぜに朝鮮での虎退治で有名な加藤清正のルックスが「具志堅用高」なのか?さらに受け答えが「ちょっちゅね」、さらにシャドウボクシングしてたりで、まんま具志堅用高ではないですか? そこはすごく謎だ。