- 出版社/メーカー: 角川書店
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冲方丁・・・って知らないし、岡田准一、宮崎あおいとか、どうして日本って同じ俳優ばかり使いたがるかなあ? そんなことも遠のいていた理由だと思う。岡田准一確かにカッケーんだけれど、あまり400年前の日本人らしくない。もっと醤油顔の東山クンみたいな顔立ちだろう。まあ前置きはこの辺で。
和算で有名な関孝和は知っていたが、北極星を元に、日本の各地の緯度を測ることが可能だとは(言われればまさにその通りのだが)知らなかった。さらに、日食の来る日の予測までできていたとは、日本の科学界も侮りがたし!
この作品の秀逸な点は、3つの暦どれが一番正しいかの公開勝負で、5番まで勝ちながら最後の6番で負け、大いに挫折し関孝和からは「日本の和算家全員と天文方全員を失望させた」と責められ、悩み苦しみ、その後地球儀を手に入れ夫婦でその欠点を理解し、修正していく過程である。東京−北京間が経度で15°くらいあるから、その誤差も計算に入れないとね・・・とは(現代人でも)ある程度の大人になってからだよね、理解できるのは。そういう意味で大人が観た方が良い映画だね。よくぞ日本でこの本がベストセラーになり、映画化できたかと思うと嬉しくなるよね。