*「ブラック・ダリア」名作?迷作?

ブラック・ダリア コレクターズ・エディション 2枚組 [DVD]

ブラック・ダリア コレクターズ・エディション 2枚組 [DVD]

 1940年代の雰囲気がするのはさもありなん、『L.A.コンフィデンシャル』で有名なジェイムズ・エルロイの同名小説を『アンタッチャブル』のブライアン・デ・パルマ監督のコンビ。舞台がロサンゼルスで「男2、いい女1」の組み合わせだから、ついつい『L.A.コンフィデンシャル』を期待しちゃう。
 風邪気味でどこにも行かずベッドに横たわりながら観ていたのだが、「人物相関図」をそばに置いてくれないと、誰がたれ込み屋で誰と誰が女優志願だったか分からなくなるようなブライアン・デ・パルマ監督いつものノリだ。
 実際にあった“ブラック・ダリア事件”を元にできた作品らしい。「男2、いい女1」の主人公はイケメンで有名なジョシュ・ハートネットと、あごが割れてるところばかり気になる アーロン・エッカート。いい女はスカーレット・ヨハンソン。う〜ん、この娘はイメージと違うなぁ。美人とは思うんだけれど・・・「私がクマにキレた理由」は等身大の若い娘を演じていて好感が持てたが。
 二転三転の物語を(自宅でDVDのポーズボタン押しながら)考えて観るには良いかも知れない。あまり最近はそういう作品が多くないから。
ブラック・ダリア (文春文庫)

ブラック・ダリア (文春文庫)