*普通見ない映画を観る「今日、恋をはじめます」

 最近このテの少女マンガ発映画が多くなった。以前ならこれほど集客が期待できなかったのだろうから、こうして映画化されてるとなると、少女が足繁く通うになったのか? カップルの彼氏もつきあってくれるのか? 「女子」と呼ぶには女子じゃないだろーもぉ、っていう大人女子が観ているのかもしれない。お目当ては「恋バナ」なのか「松坂桃李」なのか、どっちだ?
 モテなさそうな女子が学年1の男子に告られ・・・って始まるのは少女マンガの王道だ。そうで無ければ読者の大多数を占める「十人並み」の女子に受け入れてもらえない(=売れない)。少女マンガは基本、白馬の王子が目の前に現れなければダメだろう。今回もその王道を行っているのだが、十人並み美貌のガリ勉女子に武井咲・・・う〜ん、これで普通の女子、納得いくかー?
 とりあえずお約束の「夜中に高校忍び込み」(最近は機械警備の普及でおそらく10分もすれば警備会社が駆けつけます!)、Xmasイブにお泊まりの初エッチ(男はまだしも、高二女子の親はそんなに甘いのかぁ?)、「東大目指しながら夜はバイトに、休日は遊園地などでデート三昧」(これで受かれば予備校は必要ないよー)
 しかし少女マンガは「夢を売る商売」だ。勝手に誤解するJCの方がイケナイのだ。JKになったらHするって公式も、男子にはありがたいだろう(しかし現実にはドーテークンが増えまくっているから、所謂「裾野」は広がっていかないのが現実のようで・・・ここにも貧富の格差のようなものが広がってる(笑))
 夢見るティーンなら、この映画観て恋に恋するのが、正しい青春のありかたなのかもね!