- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- 発売日: 2012/04/25
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すごく変わった青春ドラマ。不治の病ものなんだけれど、カラッとしていて、その分、「ある愛の詩」や「世界の中心で愛を叫ぶ」なんかと比べものにならないほどラストシーンは哀しい。
監督は(私にとっては変な映画の)『ミルク』のガス・ヴァン・サント。主演の線の細い感じのイケメンは、デニス・ホッパーの息子ヘンリー・ホッパーだと後で知った(エンドクレジットに「デニスホッパーに捧ぐ」と出ていましたね)。
幽霊役で日本人・加瀬亮が出演している。幽霊だからと思うなかれ、「潜水艦ゲーム」もする(さすがカミカゼの特攻野郎ゆえに、めっちゃ強い(笑))。しかし大事な場面で、主人公を殴り病院送りにさせるところは、マヂつええー!って思ったよ。彼の役所が良い感じでアクセントを与えている。
こういう青春抄も良い。第64回カンヌ国際映画祭で高い評価を受けただけのことはあると思う。良い作品を希む方にはお薦めしたい。