4月に(何を思ったのか、ホンワカした気分に包まれて)、この本を手に取り読んでみた。猟奇殺人とかヒーローものとかお馬鹿映画とかばっかり作っているアメリカ映画も、時にアメリカの良心みたいな作品を映画化するんだなぁ。なんか不思議な気分だ。
映画観てから原作読むと大抵ガッカリするので読まないことにしているが、逆はたまーにある。そして見てみると、原作にはあった人物背景掘り下げが大抵すっぽり抜けててガッカリするんだが、それを入れてたらあと15分は最低でも長くなるなと、素人の自分でも思うんだが。
この作品で言えば、重要な意味を持つヒロインの愛する父の口癖。その父親の描写が少なすぎ。主人公とは以前葬式時に(自分が死んだと自覚してない時分に)会話している。だからやたらヒロインのことをしっているんだ。でも映画では分かりづらい。分かりづらいと言えば、なぜにヒロインがアマンダ・クルー? 確かにモデル体型なんだけれど、主人公ザック・エフロンが、弟との約束を破ってまで惚れ込むには、ちと弱い。
あまりに素直なハートウォーミング、そしてヒロインにインパクト無し。あとはザック・エフロンが好きかどうかでヒットかどうかが分かれるんでしょう。日本だとヒットは難しいな。
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- 発売日: 2012/04/13
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